世界がまだひとつだった頃、わちふぃーるどはアルス(地球)の一部でした。
ところが、神々対巨人の長く激しい戦の末、世界はわちふぃーるどの二つにわかれてしまったのです。
わちふぃーるどでは、今なお時はゆっくりと過ぎ、動物達は立って歩き、言葉を話します。
そこには、また、たくさんの魔法が息づき、妖精たちや元々わちふぃーるどに
住んでいたおかしな住民達が、独自の風習に従って暮らしています。

そして、アルスとの不思議な繋がりも、そこここに見え隠れしているのです。
わちふぃーるどのほぼ中心に位置するタシルの街は、緑に溢れ、
のんびりとしたとても暮らしやすい街。
ダヤンと仲間たちが暮らす、物語りの舞台です。
街の中心には広場があり、
ハビーの酒場や、
マーシィーのお母さんの仕立て屋など
沢山の店がにぎやかに並んでいます。
けれども、このたのしい街のすぐ隣には、いたずら好きのフォーンが住む、フォーンの森や、
迷い込んだ動物達の影を食べてしまうという噂の、恐ろしい影食いの森があるので、油断は禁物です。
「わちふぃーるど」作者について
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河口湖木ノ花美術館
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